’87 ポルシェ911ターボ(930)レストア鈑金塗装を生業とする者が一生に一度は手掛けたいと思う一台。

ご入庫時の状況です。

ボディ全体の艶引き 各部の塗膜浮き密着不良

ルーフも白化しています。

左右ドア、フェンダーのチリ、クリアランスが 広く 不自然に取付られています。

リアターボフェンダー映り込みに歪み、艶引き

エンジンフードとリアフェンダーのクリアランスも調整していきます。

ヘッドライトベゼル

ヘッドライト取り外します。

ヘッドライト配線廻り

配線廻り時代を感じます。

フロントセクション

フロントフェンダー右

フロントフェンダー左

フロントフェンダーを取り外します。シーリングがかなり効いていてかなり強固に取付されていました。

ドア内、錆腐食が進んでいました。

クォーターガラスを取り外し。

運転席側のパワーウインドスイッチです。

左ドアですが、右側程痛みはなかったです。

フロントフェンダーインナーパネルです。

リアエンジンルームです。

お持ち込みのドアを仮組してみました。

リアガラスを取り外します。

ガラス曇り止めの熱線カプラーが奥にありなかなか苦戦しました。

フロントガラスです。

雨水の溜まりやすい箇所に錆、腐食があります。

フロント廻り、こんな感じです。

リア廻りです。

フロントフェンダー表、研摩剥離後、アンダーコートを施しました。

アンダーコート塗布後

剥離剤を使えば早く、楽ですが、けんまで丁寧に進めます。

左リアクォーターパネルです。

フロントフードは鉄板まで出しました。

ボディは鉄板を出さず、純正のサフェーサーを残します。

手間は掛かりますが、研摩剥離で作業させて頂きました。

右リアクォーターパネル

リアエンジンフードです。

リアエンジンフード分解

この辺りも、錆腐食がありました。

ベルトサンダーで処理します。

サフェーサー下地処理剤を塗布します。

フロントフェンダー左右もサフェーサー塗布

ボディ本体もサフェーサー塗布です。

数回に分けて塗布していきます。

ボディ全体にもサフェーサー塗布します。

独特のボディ形状ですので、サフェーサー塗布しながら、本塗り時の塗装ガン進行イメージをシミュレーションします。

美しいシルエットです。

お持ち込み頂いたドア左右です。

再度、確認していきます。

年式違いからか、ミーラー位置がずれ、取付穴の形を取り位置確認

ミラー穴を開けなおし、移設します。

ドア右です。並べてみました。

裏面塗装済みです。

移設前のドア配線廻りです。

ミラー廻り配線

ドアミラー本体です。

クリアランス、チリを調整します。

サフェーサーを研ぎ、本塗装の準備を進めます。

この時点でようやく、先が見えてきました。

丁寧にマスキング

マスキング完了

やはり、独特のボディ形状です。

このアングルです。

クリアは捨て吹き含め、５回吹いています。

各部クリアランス、チリ調整もイメージどうりに行きました。仕上がりはぜひ、動画をご覧ください。

鈑金塗装を生業とする者が

一生に、一度は手掛けてみたいと思う一台

作業は、オーナー様と共に

楽しく進めさせて頂き、とても良い経験となりました。

オーナー様にとても喜んで頂き

オーナー様の声、掲示板へのお喜びの声も頂きました。

ご視聴、誠にありがとうございました！！